ペットの歯周病は、放置しておくと症状が悪化してしまいます。重症化してしまった歯周病は、歯周病菌が血流に乗って体全体に広がり、内臓疾患を引き起こす可能性もあります。そのため、日頃からのお口のチェックと、しっかりした予防ケアが重要となるでしょう。

ワンちゃんも人間と同様に、虫歯や歯周病などの歯の病気になります。歯周病は歯垢や歯石に潜むが細菌が原因で引き起こされる病気ですが、唾液の量や噛み合わせなどの口腔環境も影響を及ぼします。口腔環境のほかにも、病気やストレスで免疫が落ちている場合には、唾液の量が減少することで歯周病を引き起こすことも考えられます。

実は、ティーカッププードルなどのトイプードルに多いといわれている病気に歯周病が挙げられており、悪化してしまうケースも少なくありません。特にサイズが小さいティーカッププードルやタイニープードルは重症化しやすいのでしっかりした予防ケアが必要です。

トイプードルは、お口が小さい犬種という特徴があります。そのため十分な歯磨きをするのがとても難しいのです。予防ケアには欠かすことができない歯磨きですが、ティーカッププードルのような2kg以下の小さいプードルは、奥歯までしっかり歯磨きができないことも多く、奥歯に歯垢が溜まりやすくなりがちになってしまいます。

また、一般的なワンちゃんの歯並びに比べ、トイプードルの歯は隙間なく密集して並んでいます。特にお口が小さい子は、まっすぐ歯が生えることができずにずれて生えてしまうことも少なくありません。ずれて生えてしまい歯並びが悪くなると歯磨きもしにくく、歯垢や歯石が蓄積されやすくなり、細菌感染など歯周病の原因に繋がってしまいます。

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